新作ショー「Remember」2026年版シンガポール旅(ディズニー・アドベンチャー号編:その6):船内のミュージカルについて

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ウォーリーとリメンバー・ミーがテーマのミュージカル

Walt Disney Theatreで上演されている、WALL・EとEVEがメインのオリジナルミュージカルショー「Remember」。

一言で表すならば、ウォーリー × リメンバー・ミーのジュークボックスミュージカルです。

ウォーリーもリメンバー・ミーも、単体でもめちゃくちゃ泣ける作品ですよね。

その2つを合わせたら、どう考えても泣かせに来るんだろうなぁ……と思いつつ見に行きました。

統一感のなさの正体

このショーを見ている最中、隣に座っていた日本人ゲストから風邪をうつされてしまったのですが、その一件を差し引いても、このショーに対して特別好意的な印象を抱くことはありませんでした。

ウォーリーのパートはとても好きだったのですが、その他の部分は有名曲のメドレーで進んでいくため、見た目としても耳の印象としても統一感がなく、悪く言えばメドレーパートはお遊戯会のような印象すら受けました。(幼稚園でみんなが主役、みたいな)

泣かせるためのミュージカルであることは決まっているものの、ゲストが喜ぶようにといろいろなキャラクターを一生懸命詰め込んだ結果、舞台上で散らかってしまった感があります。

また、就航してから日が浅いのでキャストさんたちにもこなれ感がなかったように感じました。

でも、おそらく大半のゲストには好評だと思いますし、純粋にウォーリーは愛らしかったです。

ストーリーメインではない

これはメドレーが入ってくる以上、仕方のないことだと思いました。

ミュージカルとして起承転結はあるものの、頭とお尻以外はわちゃわちゃメドレー。

そのような構成であると知った上で見ていたら、印象も違ったと思います。

勝手にウォーリーとリメンバー・ミーのキャラクターが出てくる、オリジナルストーリーのミュージカルだと思い込んでいたので、他のIP盛りだくさん幕内弁当だなんてまったく想像していませんでした。

ディズニー・クルーズよりもお安いロイヤルカリビアンのStar of the Seas(スター・オブ・ザ・シーズ号)で、Back to the Future: The Musicalがやっているので、そういう本格的なものを期待していた私が悪いんですよね。

舞浜ではもうなくなってしまった生歌が聴けるだけで満足しなさい、ということですね。

最高のエンターテイメントでなければならないのか

ここ最近、よく考えていることです。

どのレベルのクオリティを要求するのが妥当なのか、わからなくなってきています。

子供連れのファミリーが多い場所で、「最高のエンターテイメント」とは何なのでしょうか。

子供が喜ぶなら、子供だましでもいいはずです。

でも最近は、いい年した大人が本来子供向けであるものにいつまでも情熱を注いでいるおかげで、企業側もある程度の大人も楽しめるレベルのものを提供せざるを得なくなっているのでしょう。

大人げない大人が、子供向けのものに対してどこまでいちゃもんをつける必要があるのか・・・。

嫌なら見なきゃいい・行かなきゃいいだけの話で、もっと他に情熱を傾けるべき大人の趣味があるはずなんです。

子供向けのものにいちいち文句を言っている自分がおかしいんだなぁ……と思ってしまう次第です。