Apple Watchの代わりに睡眠計測目的で購入したOura Ring(オーラリング)
使い始めて約半年が経ったところでバッテリーにトラブルが発生し、最終的に返金対応となったリアルな体験談をお届けします。
Apple Watchの代わりに購入した理由
私は子供の頃からとても寝付きが悪く、睡眠時間もおそらく平均的な子供より少なかったと思います。
10代になると逆に12時間くらい寝てしまう不健康な時期もあり、健康的で適切な睡眠時間を獲得することは長年の課題でした。
一昔前は自分の睡眠によって体や記憶、感情の処理がどれくらい行えているかを測定するのは簡単ではありませんでした。
しかし、ウェアラブルデバイスの登場により、ある程度一般人でも手軽に手元で計測できるようになって本当に便利になったと感じています。
ただ、長年使っているApple Watchの睡眠計測は、時々、そんなわけなくない?という結果を出してくることがあります。
もう少し精度の高いものがあれば買い替えたいと思い、知ったのが指輪型ウェアラブルデバイスのOura Ringでした。
圧倒的な測定精度とサイズの選び方
Apple Watch自体が精度が低いと言ってしまうのは少しかわいそうなのですが、一瞬腕から外して置いておいただけで「寝ている」と計測されていたりするので、やはり少しあてにならない部分があります。
また、Apple Watchは手首に常時ぴったり張り付けた状態で使うと、肌が弱い私は自分の汗でかぶれてしまうため、若干の余裕を持たせて装着しています。そのため正しい計測ができていないことも多々あるのだと思います。
その点、Oura Ringは、ぴったりとしたサイズを買うようにとメーカー側から周知されています。
寝起きや、何らかの事情で手がむくんだ時に圧迫感がないか若干不安を感じたものの、サイズを1つ上げると緩くなって正しい計測ができなさそうだったため、ジャストサイズを購入しました。
明らかになる睡眠習慣と質
実際に使ってみるとOura Ringはかなり精度が高いと思え、Apple Watchのざっくり計測とはまるで違いました。
特に、深い睡眠や浅い睡眠の時間については体感と照らし合わせても納得がいく数字が多く出るようになり、おそらく Apple Watch よりも正確に確認できていると感じます。
結局、計測されている数字がある程度信頼できないと、何をどう改善すればいいか検討するのも難しいのです。
唯一の弱点?冬場の「血流不足」による計測漏れ
基本的には大満足の精度だったのですが、ごくたまに計測できていなかったことがありました。
特に冬の時期、寒い部屋で作業している時など、手が冷えて血流が悪くなると計測漏れが発生することがまあまあの頻度でありました。
我が家は冬の朝のキッチンがとても寒いので、朝食を準備している時間帯に計測できていないことが多かったです。
フィンランド生まれのOura Ringなのに、本国の人は大丈夫なのかな?と思ってしまいましたが、これは製品の問題というより私自身の血流の問題。
健康のためにも、部屋を暖かくして過ごすことが重要だと学びました。あと多分運動・・・。
Oura Ringで計測できる項目とサブスクの仕組み
Oura Ringは、心拍数や就寝中の呼吸数、日中のストレス度などを計測しており、エクササイズ中もどのような運動をしているか、ある程度自動で計測してくれます。
これらのデータは専用アプリで確認できます。
ただし、詳細な数値や分析の確認にはサブスクリプション加入が必要となります。
製品単体でも大まかな睡眠計測はできるようですが、私は細かいデータも知りたかったため、購入時に1年分の契約をしました。
日中のストレス計測に関しては、よほど暇で半分寝ているような状態でもない限り「回復」というステータスになりません。
働いている人にとっては、ストレスを感じている時間のグラフを見ること自体がストレスになってしまうかもしれませんね。
仕事中はシンプルにストレス値が高い傾向だったので、仕事は身体に悪いみたいです。笑
約半年で訪れたバッテリー劣化とサポートへの連絡
購入から約半年が経った頃、少しずつバッテリーの減るスピードが早くなってきたことに気づきました。
充電式バッテリーを搭載している機器は、必ず徐々に劣化し、保ちが悪くなる宿命があります。
私自身、仕事でバッテリー製品(およそ寿命2、3年程度でOura Ringとおそらくほぼ同等)を取り扱っていた経験があり、その知識から考えても約半年でこのバッテリー劣化は早すぎると判断し、サポートへ問い合わせることにしました。
サポートとのやり取り
事情を説明して問い合わせたところ、リングのお手入れ方法や試してほしい手順が返信で届きました。
それらをすべて試した上で再度報告したところ、リングのバックアップデータを調査しますとの連絡を受け、一旦やり取りが中断しました。
その後連絡は来ず、自分がやっていた経験から考えても、海外メーカーのサポートとはこういうものだよなぁと思いつつ、外資あるあるとして気長に返事を待つことにしました。
睡眠計測が完全にストップ…
そもそもの目的が睡眠の質を把握することだったので、毎日午前中にアプリで睡眠データを確認していたのですが、サポートに連絡してから2ヶ月ほど経ったある日、ついに寝ている間の記録がすっぽり抜けて無記録になっていました。
昨日の夜、リングをつけ忘れて寝てしまったのだろうか?とも考えましたが、洗面所にリングが残されていた記憶もなく、間違いなく装着して寝ていました。
そして指輪をつけっぱなしにしていても日中の計測すらできておらず、翌日以降も全く計測されなくなったため、再度サポートへ連絡することに。
バッテリー不具合と判定、そして返金対応へ
今回は調査を依頼していて長く待っていた経緯もあったためか、連絡するとすぐにバッテリー不具合と診断されました。
サポート側で保証期間内であることが確認できた後、対応手続きに入りました。
私は当然、新品交換(交換修理)になると思っていたのですが、交換品が関税で引っかかり、ユーザーに届かないトラブルが多発しているため、商品交換ではなく全額返金対応とさせていただきます、とのこと。
たしかに故障だけでなく、そんなトラブルまでも発生したらユーザーからクレームが来そうです。
なので返金が一番安全で早く対応完了できる選択肢だったのでしょう。
返金はPayPal(ペイパル)経由
返金方法はPayPalのみとのことで、自分のPayPalアカウントのメールアドレスを伝えたところ、無事にすぐ商品代金が戻ってきました。
私は普段の仕事でPayPalを使っていたので特に困りませんでしたが、アカウントを持っていない方は新規作成する必要があります。
昔と違い、現在はマネーロンダリング防止等のため、本人確認書類の提出などの手続きが少し手間なので、アカウントをお持ちでない方は少し面倒に感じるかもしれません。
ちなみに、PayPalから日本の銀行口座へ出金する際、「引き出し金額が50,000円以上」であれば振込手数料が無料になります。
今回は本体代金が5万円以上で全額返金されたため手数料をかけずにメインバンクへ送金できましたが、もしセール等で5万円以下で購入していた場合は出金手数料がかかっていたかもしれないので、そこは助かりました。
サブスクはどうなった?
返金手続きに入ると同時に、1年分契約していたサブスクの自動更新解約のお知らせメールが届きました。
本体が使えない状態なのでメーカー側が解約処理を行ってくれたのだと思いますが、2026年◯月◯日にサブスクが終了しますという案内で、残りの期間分の返金はありませんでした。
年間契約のサブスクは、途中で本体が壊れても返金されないのは仕組み上仕方ないと割り切るしかありません。が、年間契約にしたことはもちろん普通に後悔しました。
また本体の方ですが、購入約半年で不具合が出始め、その後壊れてしまったショックもあり、全額返金されたとはいえ、全く同じものを買い直したいか?と言われると非常に微妙な心境です。
以前の仕事で、バッテリー自体に欠陥があって修理依頼が殺到していた製品を扱っていた経験があり、メーカーサポートの内情を知りすぎているからこそ、再購入してもまた同じ不具合が出るのでは…と踏ん切りがつかないというのが本音です。
たまたまハズレの個体に当たっただけ、と判断できる確証はなにもないのです。
さらに、自分が購入した製品より新しいバージョンが発売されたので、どうせなら新しい方が良いかなと思ったものの、残念ながら事情があって簡単には選べない状況です。
最新モデルはサイズ展開が以前より絞られており、自分が使用していたサイズ5が選択肢にないため、買うのであれば1つ上のサイズを選ぶことになります。
サイズが変わると装着感や計測精度への影響も気になるところで、なかなか踏み切れずにいます。
できれば利き手は避けたいのですが、利き手の指の方が太いのです。使っていればそのうち慣れるでしょうか。
ちなみに、メーカーは精度が高くなりやすい人差し指・中指・薬指への着用を推奨しています。
今後のデバイス選び
睡眠計測には、時計型(Apple Watch)よりも指輪型(リングタイプ)の方が圧倒的に向いていると実感できました。
ただ、ネットやニュースで韓国メーカーなどのスマートリングでバッテリートラブル(膨張など)のニュースを見てしまっていることもあり、なかなか別のメーカーのリングを買う踏ん切りがつかずにいます。
その点、ヘルスケア・睡眠トラッキングに特化したスマートリングの先駆者であるOura Ringに対する信頼度は高いのです。
しかし最近では海外製品だけでなく日本のメーカーからも様々なリング型ウェアラブルデバイスが登場していますし、Appleがリング型デバイスを開発中という噂も出ているため、そちらの動向も気になるところです。
今は仕方がないので、大雑把なApple Watchの睡眠記録を見ながら、次のデバイスをじっくり比較検討しております。
